赤ちゃん縁組 行政書士になって①

秋のにおいを感じ始めましたね。夏が好きな私にとっては、少々淋しくなってしまいます。

今回と次回はニュースではないのですが、私がどんな考えを持っている行政書士で、なぜ、認定こども園の設立をはじめ、子育て関連業務をメインに掲げているかをアップしようと思います。

当事務所に依頼しようと思われた方は、ご参考にして頂ければと思います。

私は『子育て関連業務』をメイン業務に掲げていますが、前職は金融業界ですし、正直、保育・教育の現場を見てきたわけではありません。

そんな中、行政書士として2015年10月に開業した際に、メイン業務を何にしようと考えました。

これからは会社員としてではなく、一個人としてどの分野に関わっていくか?

個人で社会に関われることに心躍りました。

考えさせられる社会問題は数限りなくありますが、中でも、児童虐待やワーキングプアにつながる問題は会社員時代から、度々、考えさせられていました。

そして、実はメイン業務として、始めに考えたのは『特別養子縁組』の分野でした。

現在、38歳、まだまだ若輩者ではありますが、色々と考えさせられる場面にも遭遇しておりまして、その一つが、『不妊と児童虐待』でした。

我が家は、現在3人の子供を授かっていますが、長男の誕生前には少しの期間ではありますが、妻と不妊治療専門の産婦人科に通いました。

有り難いことに、通い始めて1年にも満たない期間で妻の妊娠が分かりました。

しかし、その期間だけでも、『子供を授かることは奇跡なのではないか』というような気持になりました。特に毎月子供を授かれなかった時の、妻の落胆した様子は今でも忘れられません。

当時、私は持病の悪化で退院した直後だったので、私の体調の問題だと思い、早く体調を整えなければなどと思っていました。

そんな時でしたから、妻の妊娠が分かった時は本当に嬉しく、それから出産に至るまでは逆にハラハラドキドキで、検診の度にとにかく祈っていたのを覚えています。

こういった経験の中、周りで不妊治療をしている友人達、また、流産を経験した方が多いことに驚きました。

私が高校まで山口県岩国市で暮らしていた頃は、そういった話にアンテナを張っていなかったためかもしれませんが、子どもが授かれないという話は聞いたことがなかったからです。

正直言って、結婚したら、望めば子どもは授かれるくらいに思っていました。

でも、実際には違いました。

最近も7年位不妊治療を続けていた友人宅がお子さんを授かりました。

それまでの話も友人から聞いていたので、妊娠の一報が入った時は、妻と大変喜びました。

一方でニュースによく出る児童虐待

私の周りで子供を望んでいるご夫婦が多いのに、何で子供を殺す大人がいるのか?そして、現在でも乳児院や児童養護施設で保護されている子供達は沢山います。

『なぜ、子供を望む夫婦と、親を望む子供たちが、出会うことが出来ないのか?』

と心から思います。

これが、養子制度に注目するようになったきっかけです。

実際に、私と妻の間でまだ子供が授かれない時に、実家の母が直接的ではないですが、会話の中で養子という選択肢をほのめかすことがありました。

私の実家は名家でも、何か商売をしている訳でもない、ごく普通の家庭です。

ただ、母の口からそういう言葉が出た時、私も妻もすんなりと受け入れていました。ですので、今でも妻と話をしますが、もし、子供が授かれていなかったら、養子を真剣に考えていたと思います。

個人的には子供は授かりもので、実子、養子の違いは、親と子の出会い方の違いだと認識しています。

もちろん、自分達の子供を授かりたいという気持ちは身をもって分かっていますし、現在、私は自分達の子供を授かり、養子を授かってはいないですから、不妊治療を行っている方に養子をすすめることは出来ません。

ただ、もし、養子を検討している場合は力になりたいとも思っています。

そこで、私が行政書士になり、まず考えた業務は『特別養子縁組』に関するものでした。

どうにか、『子供を望む夫婦と、親を望む子供達が出会える』ようなことを行政書士の仕事として、やっていくことはできないか?と考え、埼玉県にすでにある、『赤ちゃん縁組』を行っている団体に話を聞きに行ったのが、行政書士としての初めての活動でした。

まだ、名刺も出来ていない失礼な状態でしたが……。

平成16年から平成23年の統計機関でみると、子どもの虐待死の4割強は0歳の赤ちゃんだそうです。

しかも、その内、0か月の新生児が半数で、さらに、そのうち、生まれた日の内に殺された赤ちゃんが85%だそうです。

このお話は『「赤ちゃん縁組」で虐待死をなくす 愛知方式がつないだ命 著 矢満田篤二氏 萬屋育子氏』の中でとりあげられています。

赤ちゃん縁組を勉強していくうちに、この活動の素晴らしさを感じていきました。

その一方で、行政書士業務として、自分の事務所の経営を考えながらは携わりたくないなと思い、業務にするのは止めました。

今は個人的な活動として携わっていきたいと思っています。

そこで、次に業務として考えたのは、会社員時代から思っていた子育てと仕事の両立の問題に関することになっていきました。

ではまた次回。

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