平成28年度 子ども・子育て支援新制度フォーラムに行って来ました。
場所は虎ノ門の日本消防会館。
最寄駅は虎ノ門駅でしたが、あまり電車の乗換が好きではないので、東京上野ライン1本。
新橋駅で降りて徒歩10分強で到着です。
それにしても、凄い人。
色んな分野の方々の関心の高さが伺えます。
本日の内容は
第1部
①新制度施行状況報告
②地域子ども・子育て支援事業の取組事例紹介
- 大分県豊後高田市
- 東京都練馬区
- 長野市
第2部
①企業主導型保育事業について
②大阪府における企業主導型保育事業の推進
③企業主導型保育事業の取組事例紹介
- 吉泉産業株式会社
- 株式会社ダイナシティ
- 平成レッグス株式会社
という形でした。
大分県豊後高田市は『家族が増えたら豊後高田市』というキャッチフレーズもあり、5年連続『住みたい田舎ベストランキング』でベスト3に入っているそうです。
地域子育て支援拠点と相談窓口に加え、温泉や研修室なども兼ね備えた、ワンストップ型の利用者支援事業を提供できる『健康交流センター花いろ』という施設があるそうです。
市内の人口増加と、子育て支援が顕著に結びついたお話でした。
全部は紹介しきれませんが、練馬区の病児保育事業に関する取組のお話に、長野市のファミリーサポートセンター事業に関するお話もそれぞれ違った角度からですが、地域のニーズに合ったサービスの提供に積極的に行政が取り組んでいることがよく分かりました。
そういえば、練馬区って東京23区ありますが、23番目に出来た特別区だそうです。
へぇ~ですね。
さらに、今年が独立70年の記念の年で、色んなイベントがあるそうですよ。
第2部では企業主導型保育事業についてでした。
昨年始まったこの制度で内閣府は5万人の保育の受け皿の整備を目標にしています。
そんな中、大阪府は2013年に設置した就業支援施設、
『OSAKAしごとフィールド』を拠点とした活動をご紹介して下さいました。
大阪府福祉部と大阪府商工労働部が連携して企業主導型保育事業の推進に力を入れているそうです。
自治体の中で横のつながりを持つという事は、大変なことだと思いますが、相談者にとっては、相当助かる話だと思います。
2部の最後は実際の企業主導型保育事業の事例紹介でした。
大阪府枚方市の津田サイエンスヒルズという関西文化学術研究都市で、その都市内21社全ての会社向けに保育園を開園予定の吉泉産業株式会社さん。
神奈川県小田原市のショッピングセンター、ダイナシティ内でテナントの従業員の方に向けた保育園を開園予定の株式会社ダイナシティさん、
香川県高松市で高齢者の方の支援のために、シルバーサポートタクシー事業部という部門を設置している平成レッグス株式会社さん。
どの会社もすぐにファンになってしまうような事例紹介でした(笑)
今回のフォーラムで内閣府の方をはじめとして、自治体や企業の方がお話をして下さりましたが、損得勘定だけでは実現できないのが、この子育て支援事業だと改めて感じました。
もちろん、いくら正しいことでも、得がないとサービスを提供し続けられないのが、今の世の中の葛藤かと思います。
そんな中で、事例紹介で発表して頂いた企業の経営者の方、ご担当者の方、皆様が損得勘定だけではなく、熱意と志を元に行動されているのがとてもよく伝わってきました。
子育て支援事業は従業員のため、地域のためと色んな思いから実現していく事業で、もちろんその先には自社のためにもなると思いますが、心から成功して欲しいと思いました。
最後の事例紹介の平成レッグス株式会社の住谷幸伸社長が近江商人の言葉で締めくくられていました。
『売り手よし 買い手よし 世間よし』
子育て支援事業の中の企業主導型保育事業はまさしく、この言葉通りなのではないでしょうか。
商売、事業を通して関りをもつ皆様が『よし』となる可能性のある事業だと思います。
資料と一緒に頂きました。
行政書士のマスコット、ユキマサくんバッジと一緒に着けようかな~。
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